個人投資家の資産運用メモ帳 -お金に働いてもらうために

趣味のプログラミングで集めた過去の株価履歴データを使い、投資/資産運用手法について検証してみます。

湾岸戦争(1990年8月2日-1991年2月28日)

概要

 石油価格が低迷する中でイラン・イラク戦争の対外債務に苦しむイラクが1990年8月2日、石油の生産量調整に応じない隣国クウェートへ侵攻。

 米国は同盟国から多国籍軍を募り、1991年1月17日よりイラクへの空爆を開始。その後砂漠の嵐作戦とよばれる地上戦を経て1991年2月28日に戦闘を終結させた。

株価の動き

 スタンダードプアーズ500はイラククウェート侵攻開始から71日後の最安値までの間で16.9%下落。株価がクウェート侵攻開始前の水準に戻ったのは約半年後であった。因果関係は不明であるが、多国籍軍優勢、短期収束が予想されており、多国籍軍による空爆開始直前あたりから戻り基調を強めた。

 下のグラフはイラク侵攻が始まってから株価が回復するまでの期間、自国通貨ベースの株価推移をグラフ化したもの。

 日経平均バブル崩壊中の期間であり、株価がさえないのはバブル調整も原因であると思われる。

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湾岸戦争(1990年8月2日-1991年2月28日)